毎年、夏の終りから秋にかけて大きな被害をもたらす「台風」。
最近の台風は威力が大きく、大雨で洪水や川の氾濫、冠水、浸水などの水の被害から土砂崩れ、暴風による家屋の倒壊、木々が倒れたり、物が飛んで窓を割るなど、大きな被害をもたらしています。
また、大型の台風になると人命を脅かす危険もあり、避難を余儀なくされることもあります。そんな大型の台風が来たときにすぐ避難ができるよう、事前に備えておきたい物について紹介していきます。
いざ、避難が必要となったときに慌てずにすぐ行動できるよう、今のうちからしっかりと備えておきましょう!
台風の被害に備えておきたいもの
1.食料品
台風の影響で水道や電気、ガスなどのライフラインが絶たれてしまうと、水が飲めなくなったり料理ができなくなってしまうので、早めに食料品の確保をしておきましょう。
台風が来る直前に買い物に行こうとしても物がなかったり、完売してしまっていることがあるので早めに確保をしておいてください。
特になくなりやすい水やカップ麺などは常に購入しておいて、いざというときに買いに行かなくてもいいようにしておくと便利です!
また、お菓子やシリアル、乾パン、缶詰など調理する必要のないものがあればライフラインが絶たれてしまっても食べられるのでおすすめですよ。
食料品は最低でも3日分〜1週間分(1人)あるといいでしょう。水に関しては1日3L(1人)確保できるようにしておきましょう。
また、調理ができるようにカセットコンロ、使い捨ての紙コップや紙皿、ラップなどがあるとかなり便利です。
2.衛生用品
ライフラインが絶たれて一番困るのがトイレでしょう。
水道が止まってしまえばトイレができなくなったり、身体が汚れても清潔にできず、衛生的に良くありません。
そのため、万が一水道が止まっても大丈夫なように携帯トイレやトイレットペーパー、ウエットティッシュ、タオルなど、清潔にできるものを事前に準備しておきましょう。
身体が綺麗だと心に余裕が持てたり安心感があるので、避難するときも忘れずに持ちましょう。
3.医療品
また、万が一怪我をしてしまったときのことを考えて消毒液や絆創膏、包帯などが入った救急セット、熱が出たときの体温計、解熱剤や風邪薬などを用意しておくと安心です。
常備薬がある人は、常備薬の準備も忘れずに行いましょう。常備薬、持病のある人は最低でも1週間は持っておいて、余裕があれば3週間〜4週間分もあれば安心ですね。
4.防災グッズ
台風に備えて、防災グッズの用意も忘れてはいけませんよ。
電気が切れたときの懐中電灯やろうそく、落下物から身を守るヘルメット、手を保護する軍手、散乱した物や割れた物で足を怪我しないように保護する運動靴、埃や塵を吸い込まないためのマスクなど、ひどい状況かでも自分の身を守れるように準備しておきましょう。
また、建物の中に閉じ込められてしまったり、身動きが取れないときに居場所を知らせるためのホイッスルや大きな音の鳴るブザーのようなものも用意しておくと救助されやすくなりますよ。
5.貴重品
一時的な避難だとしても自分を証明できる身分証や何かあったときに役立つお金などの貴重品は、必ず持ち運ぶようにしてください。
免許証や保険証などの身分証明証、現金や預金通帳、保険証券や契約書などの重要書類と印鑑などの貴重品は1つにまとめてすぐ持ち出せるように準備しておきましょう。
台風の大雨で濡れてしまう場合にはビニールやジップロックに入れて濡れないように保管しておくのがおすすめです。
6.情報収集ツール
台風で避難しなければいけないときに備えて、スマホの充電はいっぱいにしておくのと同時にモバイルバッテリーの充電も満タンにしておきましょう。
いざ避難しなければいけないときにマップアプリや避難経路の確認がスムーズにできるので、スマホは常に使える状態にしておいてください。
また、台風の被害が大きく、インターネットやテレビでは欲しい情報が得られないという場合には「ラジオ」がめちゃくちゃ役立ってくれます!ライト付きの手回しタイプのラジオなら、充電を気にしないで情報収集できるので、災害時には非常に重宝してくれますよ!
スマホやラジオを駆使して身の安全を確保しましょう。
7.衣類
台風の被害が大きく、なかなか自宅に帰れなさそうなときには、衣類も忘れずに持っていきましょう。
最低でも3日分の服と下着、靴下の他、動きやすいジャージやルームシューズ、脱ぎ着できる羽織物などもあると便利です。
最低でも3日分の衣類となるとかなり嵩張り、荷物が多くなってしまうのでできるだけコンパクトになるものを選んでおくと荷物が減り、楽になりますよ!また、衣類を圧縮袋に入れて持ち運びしやすくしておくのもおすすめです。
8.それぞれ必要なものを持つ
家庭によっては、小さなお子さんや赤ちゃんがいたり、高齢者がいたりしますよね。台風の避難に備えて、それぞれ必要なものを追加で準備しておきましょう。
ベビー用品や介護用品など、普段の生活で使っているものを必ず用意してください。
避難が長引けば、物資不足に陥ってしまう可能性もあるので、最低でも1週間分の荷物は用意して、持っていきたいですね。
十分な準備をして避難先でも問題がないように備えておきましょうね!
まとめ
命の危険を脅かす可能性のある台風。最近の台風は以前の台風に比べて威力が大きくなっていて、今までの台風では上陸しなかったり通らなかった場所を通ることが増え、影響がなかった地域でも川の氾濫や浸水、冠水、土砂崩れなどが発生していたりと、台風の被害を受けているところが増えてきています。
自分が住んでいる地域には台風は来ないから大丈夫と安心していても、いつ進路を変えて進むかわかりません。
万が一、台風が来たときに落ち着いて行動できるよう、予め台風に備えておきましょう。
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